いごこちじかんわたしじかんブログ

生きるってとてもシンプルなこと

ゆる~くココチよく 私の在り方、私の生き方
『整う・彩る・緩む』人生を♬日常の余白を愉しむ いごこちじかんわたしじかん♡ライフリクリエイター中村美枝子です。

2019年9月からスタートした「いごこちじかんわたしじかんができるまで」自分の振り返りをしようと思ったのは、どうして私が自分の仕事を通して家族の在り方や、親子の在り方。そして暮らしについて、うるさいほど発信しているかを知ってもらいたかったからです。40歳の時に「これからは心から笑って過ごしたい」と思って10年が過ぎました。勇気を出して踏み出した先には、いままでと違う世界があり、この10年、初めてのことにたくさんチャレンジをしては失敗を繰り返しながら、そしてたくさんの人たちと出会い、たくさんの方たちに助けて頂きながら、仕事も家庭も両立してきました。無我夢中で駆け抜けてきた40代。50歳を迎えたとき、人の悩みは経験の積み重ね、そして時間がすべて解決してくれるんだな・・・と、たくさんのことが腑に落ちました。

幼いころから複雑な環境で育ち、私の夢は平凡な毎日のなかで、お父さんがいてお母さんがいて、子どもたちがいて。なにげない毎日を心安らぐ場所で過ごすことでした。家族みんなで食卓を囲み、たわいもない話で大笑いしながら食事をする。そして、子どもたちが伸び伸びと、自分の家が一番の居心地よい場所であり、いつも安心できる場所であること。そんな日常が私の一番の望みでした。

家族というひとつの絆や信頼を深めていくなか、山あり谷あり、離婚の危機も何度かありましたが、いま目のまえに在る生活が、ずっと「居場所」がなかった私に心から安らぎを与えてくれ、こんなにも心地よい家庭という「居場所」ができました。日々、小さなことに「ありがとう」と思い、小さな幸せがたくさんあること。なにより子どもたちが、自分の夢に向かって、楽しく毎日を過ごしていること。父子の関係も母子の関係も、とてもホッコリする毎日で心から嬉しく思っています。

パパさんと結婚をして22年。本当にいろんなことがありましたがお互い50歳を迎え、若い頃には分かり合えなかったことも時間を積み重ねていくうちに、無理することなくお互いが分かり合えるようになりました。私の中でパパさんとの関係も子どもたちとの関係も、どんなことがあっても「諦めない」という強い気持ちと自分を信じる気持ちがあったから、今こうして言葉にできるのだと思います。

小さい頃から「なんで私だけ?」「私がなにをしたの?」「どれだけ乗り越えていけばいいの?」そんなことばかり思いながら、大人になっても何も変わらない現状に、いつもどこかで消えてしまいたいと思う自分がいました。でも結婚をしたとき、お墓の前で「母の分まで生きたい」と思い、子どもが生まれてからは「この子たちを守るために死ぬことは出来ない」と思いました。

震災後、笑って過ごしていても客観的に自分を見ている私がいて、心から笑うことができなかった。そんな気持ちを、ただひとり分かってくれるひとが現れたとき、なんだか肩の力が抜けました。亡くなった母に逢いたくて逢いたくてどうしようもなかったとき、いつも泣きながら私の想いを、ただただ話を聴いてくれ受け止めてくれた人。上手く寄り添えない両親との関わり方を、いろんな言葉で励まし背中を押してくれた人。希望も光もないと思っていた私に「希望という光は自分の心の中にあるよ」と教えてくれた人。ピンチの時にいつも厳しい言葉で背中を押してくれた人。「中村さんやから、この人生やってこれたよ」と温かく私という人間を認めてくれた人。起業をして、どんどん自分を見失うようになり心身ともボロボロになった時、そのまんまの私をただ受け止めてくれた人、妻でもない母でもない「私」という人間を思い出させてくれた人。

40代で出会った方たちのおかげで、私は今こうして毎日を心地よく心から笑って過ごすことが出来ています。「私を生きている」って笑顔で言える自分がいます。

幼少期、両親との会話がなかった私は言葉を発すること、心の声を発することがありませんでした。いつも相談したいこと、甘えたいこと、話を聴いてほしいことを心の中に閉じ込めてきました。それが癖になり自分の気持ちを上手く表現することができず、11歳の時「家族」ができたけれど、家族がどういうものなのかもわからず、両親との関りも複雑になっていったかもしれません。そんななかで、私は母に「母親」を求めていたのだから上手くいくはずかなかった。45歳くらいの時、母親を求めず、ひとりの人として接するようになってから少しずつ心が軽くなっていきました。

両親の最期のとき「ありがとう」と言えるかどうか。正直なところないかもしれない。両親に対して最期の時に「ありがとう」と言えないと思う自分が今は辛い。でもそれはそれで仕方がないと思っています。

子どもは少なからず親の影響を受け、親の人生に左右されます。私は親を反面教師にしながら自分の家庭を作ってきました。でも、年老いた父と母を見たとき、父と母も人とは違った人生でたくさんの苦労をしてきました。家族みんながそれぞれ自分なりに頑張って生きてきたんだと思います。ただそのときはお互いが自分のことで精一杯で寄り添うことができなかった。自分を大切にし自分自身を満たし幸せだと思わない限り、絶対に周りの人を幸せにはできないと思います。

心に追った痛みは、時間と共にかさぶたが分厚くなる。なにかの拍子でポロっと剥がれて、また痛みを思い出す時もあります。正直、まだ父と母と一緒に居る時間が心地よいと思えませんが・・・。今はどんなふうに両親と寄り添っていけるのだろうって思いながら日々を過ごしています。母は病気がどんどん悪化して自分のことがほぼできなくなってきました。家事も父がするようになってきて負担がかかってきています。それでも、ふたりでなんとか工夫をしながら生活をしています。毎日、行くことはできないけれど、以前とは違う気持ちで父や母と接している私がいます。そして以前より母は穏やかになりました。(根本的な部分は変わっていませんが・笑)母と母娘になって40年。今が一番、自分の心に嘘をつくことなく、母娘の会話ができているように思います。

人は、どのようなときも前を見て進むことで、いつか時間の流れと共に足並みがそろってゆくのかもしれません。すべての感情に寄り添って解放できた時、自分の心が生まれ変わるような気がします。難しいようで簡単なことかもしれないし、簡単で難しいことかもしれない。でも「生きる」って、とてもシンプルなことなんでしょうね。

人が生きていく道のりは、とっても長く果てしないけれど、そこに負の感情を乗せると更に長くなる。道を険しく複雑にしているのは、結局は自分なんだと思います。試行錯誤しながら自分の心と歩いていく。後ろを向いたり横を向いたりしても、その都度、軌道修正をすればそこから必ず解決策があります。人はみんな弱い生き物で、頑張ってきた人ほど自分の弱さを知った時に落胆します。それでも自分を奮い立たせ前を向く。どのようなことがあっても前を向いていれば、いつかはトンネルを抜けることができる。たがら何があっても逃げない。私はそうして生きてきたように思います。

小さい頃から「なんで生まれてきたんだろう?」「なんでここにいるんだろう?」とずっと考えてきたことが、この振り返りの中に答えがありました。長い長い振り返りでした。でも、ひとつひとつ記憶を辿りながら文章にしてよかったと思っています。始めた頃の気持ち、回を重ねるたびに変化してきた気持ち。何度もパソコンに向かっては削除の繰り返し、大切に大切に文字をおこしてきました。残りの人生、本当の意味で「心地よく」生きていくために、この振り返りは必要でした。

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
「いごこちじかんわたしじかんができるまで」2020年12月31日 ・・・END・・・

part1⇨人生の半分?人生の折り返し地点っていつ?
part2⇨「笑顔」で「頑張る」居場所探しの長い長い時間
part3⇨事務職は天職!空白の2年間
part4⇨タフな私が限界を知った日~突発性難聴との付き合いが始まる
part5⇨これってドラマの中の話じゃなかったの?
part6⇨無我夢中な私。職種を選ぶ余裕なんてなかった結婚後
part7⇨人生の展開はひょんなところからやってくる
part8⇨あたりまえの景色があたりまえじゃないと分かってきた幼少期
part9⇨ドタバタ慌ただしい幼少期がひとまず落ち着きます
part10⇨大人として理解できること心の中の小さいまんまの私を理解させること
part11私の子育ての根っこ『ひもじい』『さびしい』思いはさせない
part12
私は何者?中途半端な立ち位置
part13自分の国を捨てる?帰化をしても『私はわたし』国籍ってなに?
part14⇨私の一番のコンプレックス
part15⇨嬉しさの中で言葉の壁に必死の毎日
part16『いってらっしゃい』の大切さ
part17⇨毎日が彼女一色だった中学の頃
part18人の言葉で傷つき 人の言葉で傷つける
part19距離を置きたいのに両親への罪悪感はどこからくる?
part20結婚後、親と離れても心はずっと縛られる
part21価値観、人生観が大きく変わった「阪神淡路大震災」で失ったもの
part22生きるってとてもシンプルなこと
⇦イマココ

番外編⇨子宮ポリープちゃん、どこにいった??

◆心のお片づけから一歩が始まる◆
お片付け、お掃除、子育て、パートナーシップ、対人関係など。「なにかがちがう?」
そんな違和感があるまま生活するよりも「心のモヤモヤ」を緩めることで、毎日の暮らしが変わります。いま目の前に在ることをスルーしても、それは解決したわけではありません。目の前に在る自分と向き合うことから始めることで、今まで気づかなかったことが見えてきます。「わたしはわたし」自分の人生は自分で創り上げていくもの。毎日の積み重ねが、あなたの人生そのものになります。

Restartするときがターニングポイント♡あなたのココチイイ暮らしが動き出すとき

兵庫県在住。夫、娘(大3)息子(高2)の4人家族。娘は京都でひとり暮らし中。
幼少期から様々な家庭環境の中で育ち、まぁまぁ波乱万丈の人生をおくる。40歳のとき「私の人生このままでいい?」の自問自答で「私を生きる暮らし」にシフトチェンジから12年。
暮らしオタク、人生オタク。チャレンジ精神旺盛。まずはやってみる!話すこと、文章にすることが大好き。まだまだ人生学びの日々。死ぬまで勉強!
〖好きなモノ・コト・ヒト〗
焙煎珈琲・観葉植物・日本酒・掃除・片付け・インテリア用品・腕時計・蓮の花・お寺・スーツ姿の男性・家族・凛とした女性 profile

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