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【丹波篠山妙福寺】坐禅から得られること「気づくこと」「深めること」

坐禅とは?坐禅の本当の意味

人生の居心地を良くするライフリクリエイター中村美枝子です。
9月の半ばごろ・・・坐禅に行ってきました。昨年、滝行へ行ってから1年。坐禅と滝行、どちらにしようか迷っていたので、今回は「坐禅」を選択。
私はヨガの瞑想は、とても苦手なんですね。今回、坐禅を体験してみて「坐禅」を選んだ理由がわかり、それを選んだ私は最高❤だと思ってしまいました(笑)

丹波篠山の鬼子母神さん

心やすまる ​贅沢なひと時を…

坐禅は本来人間に備わる一番綺麗な心を取り戻すものです。
忙しい社会で暮らす私たちは、知らぬ間に、様々な誘惑により心を汚してしまっています。

その汚れてしまった心は、静かな地で坐禅を組み、自分を見つめ直すことによって、取り戻す事ができます。

普段の生活では決して感じる事のできない、ゆったりとした時間の中で、本来の綺麗な自分を取り戻しませんか?

お寺のホームページに記載されている言葉です。日々、時間に追われ忙しくしていると「時間」の感覚が麻痺していませんか?日常の中での「5分」って、あっという間に流れていきますが、坐禅の「5分」の体感は《なんて贅沢な時間なんだろう》ということでした。

妙福寺さまのご本尊は「鬼子母神(きしもじん)」です。
仏教を守護する善女神の一人。 多くの子をもっていたが,常に他人の子を奪って食べるので,仏が鬼子母の子を隠して,子を食う罪をさとした。 以後仏教に帰依し,その守護神となったという。 日本では法華経の行者を守護する善女神とされ,とくに日蓮宗の守護神として崇敬された。と解説に在ります。興味のある方はGoogle先生に聞いてみてくださいね。様々なサイトで詳しく記載されています。

鬼子母神さまとのご縁も、不思議なものだなぁと思っている今日この頃。ここ1年は、更に自分自身を内省し、様々なことを考え実行した1年でした。そのいきついた答えが【母】というワード。この話は、長くなるのでここでは割愛します。

ちょっと話は反れましたが、ひとりでの体験の時は、ご本尊の目の前で坐禅を組むことができます。これこそ、私にとっては贅沢な時間でした。

坐禅とは「無」になる時間ではない?!

坐禅体験の前に、20分ほど僧侶とのセッションがあります。いろいろなお話をしてくださいます。その時々で来られた方によって、話の内容は違うそうですよ。

【坐】の漢字を見て、どのようなことを思い浮かべますか?と、問われ・・・

・自分自身と向き合う事、対話をすること
・地に足をつけること
・心身を整えること

と、答えました。そうすると「坐禅と聞くと、よく無になること・・・といわれていませんか?」と聞かれたので「最近、思うんですが人って無になることはできないのでは?」と答えたら「正解です」と。本当に、絶対に「無心にはなれない」と思っていたので、ある意味スッキリしました。

で、そこから九識(くしき)の話へと発展。こういうのです。(図参照)
心理の勉強をしていた時に、第7識、8識については学んだことがあります。今回は、6~8の意識、本能、理性で、僧侶とお話が盛り上がりました^^ 楽しかったです。

※サイトから抜粋。画像お借りしました。

普段は、こういった濃い話はされないとのことです。「今日はプレミアムですね✨」と、私が嬉しそうに言ったので、とても優しい笑顔を返してくださいました。昨年の「滝行」のときも、とても深いお話をして下さって、なんとも、またまた贅沢な時間をいただきました。

本堂に入る前に、坐禅についてのあれこれ、そして祈願のお札を書きます。お話したいことがてんこ盛りで(笑)長くなってしまうので、かなり省略。
さてさて・・・いよいよ本題です。

自分と向き合い対話をする

坐禅とは、姿勢を正して座り、呼吸を調え、心を集中させることで自分と向き合うこと。本来の意義は、自分自身の心を静かに見つめ直すことだそうです。『無心』になる時間ではないんですよ。

これを知ったとき、なぜか心の中でガッツポーズ。あー、だからかぁ。とことん自分と向き合うことが好きな私が、坐禅に惹きつけられた理由。そして『瞑想』と『坐禅』の違い。瞑想というのは、自分自身をリラックスさせ、感情のコントロール、相手の行動に対する理解を高め、自分自身をどのように磨いていくのかというのが目的。そして坐禅というのは、そもそも「目的」そのものがないんです。

体の中心、心の中心を「中道」といい、上と下にある感情、心を緩めすぎても、張りすぎてもダメで。弦を例えにして下さったんですが、張りすぎても緩みすぎても、いい音はならない。ちょうど良い加減を保つことで、心地よく生きていけるということですね。心をニュートラルにする難しさ。常に心をニュートラルにする状態へ、もっていくために、自分自身の心を見つめ直し整える手段のひとつが「坐禅」ということです。

このお話は、すごーくすごーく深いので、ぜひ坐禅体験をし、僧侶のお話を聴いてほしいと思います。

本堂に入り、まずは「5分」がどれくらいに感じるかを体験します。その後、2回目の坐禅の時間は自分で決める。坐禅の時間は『20分』が最適とされているそうです。私は最初に『3』という数字が浮かんだので、30分にしました。大丈夫かな?と少し不安もありましたが・・・ ほとんどの方が20分。20分でも大丈夫ですよ。と促されましたが・・・「30分でお願いします。」

坐禅開始後に襲ったピンチ

※サイトから抜粋。画像お借りしました。

坐禅の基本は図のようにします。座り方に関しては、「結跏趺坐」「半跏趺坐」どちらでも良いということで「半跏趺坐」でさせていただきました。お尻に半分に折った座布団を敷き、体をユラユラ揺らして、自分にとって一番落ち着く場所を探ります。姿勢を整え、呼吸を整えてからスタート。

本来、目は半眼で行うものですが、目を閉じても、開けていても良いとのことで、最初は目を開けてご本尊を直視しようと思ったのですが、目を閉じることにしました。

坐禅といえば、肩をピシッ!と打たれるシーンをみなさんも、よくご存じだと思います。警策(きょうさく)というのですが、「中村さんはなしでいいと思います」とのことだったので、ただひたすら30分間、自分と向き合う時間になりました。

姿勢を正し、呼吸を整え・・・ピクリとも動くことはNG。

な、の、に・・・

数分後、事件が起こります。おなか一杯になって坐禅をするのは、なんとなくいやだなぁと思っていたので、お昼ご飯を食べずに行きました。もうね、びっくりするくらいお腹がキュルキュル鳴るんです(笑)そして、左のうなじのところがキョーレツに痒くなって。もうピンチ!意識が「おなか鳴らないで~~」「かゆみ止まってぇ~」しかないんですよ。

でもね、その感覚を思う存分、感じきったらお腹が鳴るのが止まり、かゆみもいつのまにかなくなっていました。あっ、そういうことか。どんなことでも『時間が解決する』に繋がるなぁと思いました。どんなにジタバタしても、どうしようもできないときがある。そこに身を委ねると、おのずと時間が解決してくれるものだと。

心を知り、気づき、感じる

静かな場所で、ただ自分と向き合う時間。気持ちが落ち着き始めると、幼少期の頃からの出来事を、ひとつひとつ思い出していました。もう、散々、その頃のことには向き合い、自分なりに消化したはずなのに、またここか・・・と思ったんですが、いつもの感情とはちがう。小さい頃からずっと辛いと思っていたこと。「ひとりぼっち」「おいてけぼり」「孤独」「誰もいない」というワード。それは、成人してからも、結婚してからも、子どもが生まれてからも心の片隅にありました。どんなときにその辛さがあったかと、思い返していたら、「あっ!」と思う瞬間があって「あれ?ずっと辛いと思っていたことが、今は辛くなくなっている」ことに気づいたんですね。

そのあとに「パパさん、ありがとう」「娘ちゃん、ありがとう」「息子っち、ありがとう」って、ありがとうの気持ちが、わーーーっと溢れてきて「あー、私は今すっごい幸せなんだなぁ」って。

日々の暮らしの中で、ありがたいなぁとか、幸せだなぁとか思うことがあっても、ちゃんとひとつひとつの出来事と対話をして、改めて心の隅にあったことを知り、気づき、体で感じることができました。

30分の坐禅が終わり、完全に麻痺した足。足ってこんなに痺れるんだ!とびっくり。立ち上がることもできないほどでしたが・笑
私にとって、今回の坐禅で得たことは、日常の中では気づくことができなかった、麻痺している心の一部分を、丁寧にさすってあげて柔らかくできたことでした。

たぶん、坐禅から得ることは、ひとそれぞれだと思います。昨年の滝行も然り・・・。気づきや感じること以上に大切なことは「じゃぁ、そこからどうする?」なんですよね。

坐禅によって体感できる感覚は言葉を超え、本を読んだり話を聞いたりするだけでは得られない、深い体験をもたらしてくれます。理屈ではなく体験するのが一番!興味のある方は、おススメですよ。ちょっと、人があまりやらないこと。坐禅や滝行。だからこそ、違う世界が見えてくる!


『整う・彩る・緩む』の思考転換で人生の展開を速めるrestart。ライフリクリエイター中村美枝子です。「イマココ」を知り、暮らしの在り方、心の在り方、自分の在り方を心地よく生きていくために、居心地よい暮らしと心が喜ぶ毎日を伝承しています。「整理収納アドバイザー」「住空間収納プランナー」「ルームスタイリスト」3つの知識で片付けを通して心の中を可視化するお手伝い。お片付けは人生を変える❤インテリアは人生に彩りを添えられる。

兵庫県在住。夫、娘(24歳)息子(20歳)の4人家族。娘は神戸でひとり暮らし中。息子はカナダへ留学中。
幼少期から様々な家庭環境の中で育ち、まぁまぁ波乱万丈の人生をおくる。40歳のとき「私の人生このままでいい?」の自問自答で「私を生きる暮らし」にシフトチェンジから15年。
暮らしオタク、人生オタク。チャレンジ精神旺盛。まずはやってみる!話すこと、文章にすることが大好き。まだまだ人生学びの日々。死ぬまで勉強!
〖好きなモノ・コト・ヒト〗
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