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エリザベス女王「悲しみは愛の代償」とグリーフ「grief」

愛した分だけ悲しみは深い

人生の居心地を良くするライフリクリエイター中村美枝子です。
先日、テレビから流れてきたこの言葉「愛した分だけ悲しみは深い」・・・ある男性がお母さんを亡くしてから毎日、お母さんのことを思いながらピアノを弾いている。お母さんを想いながらピアノを弾いている時間が心が癒える時間です。エリザベス女王の言葉のように、大好きだったお母さんだからこそ、この悲しみの深さは、はかりしれないと話されていました。

エリザベス女王が、当時、9.11で愛する人を失った人々を支えるメッセージとして、「悲しみは愛の代償(愛した分だけ悲しみが深い)」と述べた言葉です。

グリーフという言葉を知ったキッカケ

私は、ルームスタイリストの他に、蓮の葉アート作家としても活動しています。ボタニーペインティングという蓮の葉アートを介して数年前に、ご縁をいただいた方がいます。
「縁窓」の愛さん。同じく、ボタニーペインティング認定講師として横浜で活動。また、蓮ワークといって、専用紙を「ばらして」「こよって」「はりつける」ことでハスの花を作るワークをされています。

はじめて、ご紹介いただいたときから、愛さんの「ものづくり」の向こう側には、アートやワークではない、違う世界が見えているんだろうな・・・と思いました。
当時、ラジオパーソナリティーをしていた私は、愛さんのことが、もっと知りたくてゲストにお呼びすることになる。そこで愛さんの生い立ちや、経歴をお伺いしているうちに確信しました。

あー、この方が見ていた世界は「グリーフ」だったんだと。身近な人との死別や、愛するペットとの死別など、さまざまな喪失を経験した人をサポートするケアがあることは知っていたんですが、それが「グリーフケア」ということを初めて知りました。

愛さんはグリーフのひと。同じボタニーペインティングの認定講師ですが、私の中では、愛さんはグリーフ専門士として、多くの方たちに寄り添い、心を癒してあげられる人。蓮の葉アートや、蓮ワークは、あくまでも、その心を伝えるためのものだと思いました。

愛さんの作品や写真からは、とてつもなく安らぎや安心感を与えてくれます。カメラのファインダー越しから見える世界が、作品に反映されている。そして愛さんがいつも仰っていることがあります。

哀しみや困難を経験した方に、安全で信頼できる場での心の解放、悲しみを癒すための機会創出を、心の核となるグリーフケアでお届けできるように、ものづくりを通して心に添える第二の居場所をつくりたい。

愛さんご自身も、哀しみや苦しみを幾度となく乗り越えているからこそ、あの穏やかな優しい空気感で、人の心を包んでくれるのでは?

哀しみ尽くしたそのあとは

私は、物心がついたころには母の姿はなく・・・母の記憶もない。顔も知らない。私が3歳になる前に、弟を出産する時に母子とも亡くなりました。父からは、母の話は聞いたことがありません。最初から「ない」ことで、それほど悲しいと思ったことが、なかったのかもしれません。

それが、20代後半になると、母のことをよく想うようになりました。そして結婚後、さらに想いは強くなる。娘が生まれた頃には「もし、お母さんが生きていれば?」「お母さんって、どんな人だったんだろう」無性に逢いたいと思うことが強く強くなっていきました。

30代後半になり、韓国籍から日本国籍の帰化手続きをすることにより、母の死亡診断書を見ることになります。そのときに「母の死」を、初めて実感しました。区役所のベンチに座って、診断書を見つめながら涙が止まりませんでした。

その頃のお話はこちらに記載しています⇩
https://igokochijikan.com/self-improvement/1730

そこからは、逢いたい、抱きしめてもらいたい、話がしたい。と、心の中にぽっかり空いた穴が塞がることはありませんでした。だいの大人が、いいおばさんが、「母の温もりを感じたい」ただそれだけでした。

それからというものは、見えない母という存在がいるかのように、いつも母に語り掛け、相談をし、想いを寄せては涙を流しました。

数年たったころ、ふっと母の存在がなくなる感覚がありました。そして、あれだけあった哀しいという感情が軽くなっていました。哀しんで哀しんで、その感情に寄り添う。哀しみ尽くしたあとには、人の心は癒える日がくる。今でも、逢いたいし、抱きしめてほしいし、話がしたい。それは変わりなくあります。でも、どうしようもなく胸がキューっとなる哀しさはなくなっています。

自分の感情からは逃げようとしても逃げられず、蓋をすれば必ず心にゆがみが出てきます。自分の心のエネルギーを信じてみる。きっと目の前が明るくなるときがくる。今、振り返ってみると、そんなふうに思います。

愛さんとLineやお電話、zoomで、たくさんお話をしているうちに逢いたくなり、実際にお会いすると思っていた以上の方でした。そして、こうして冷静に振り返りができるのも、愛さんのお陰かな・・・と思います。愛さんと会話を重ねる中で愛さんの優しさや、温かさがすごく伝わってきました。ちょっと天然でおちゃめな愛さん。そんな可愛い一面も、リアルで見れて嬉しかったです。


「縁窓」愛さんの写真と作品


◆繊細さん・ゆらぎ世代に物作りを通し安心の場を共に
◆グリーフ・ペットロス専門士
◆ボタニーペインティングパートナー講師🎨ハスワーク®︎
◆ ディンプルアート普及協会認定講師🎨
◆数秘&カラー®︎上級プレゼンター

愛さんのInstagramはこらちら⇩

✳︎en-mado✳︎【縁窓】

ものづくりを通してグリーフ活動をされています。
蓮ワークで、愛さんの温もりに触れてみませんか?
詳細は、こちらからお問い合わせください⇩


『整う・彩る・緩む』の思考転換で人生の展開を速めるrestart。ライフリクリエイター中村美枝子です。「イマココ」を知り、暮らしの在り方、心の在り方、自分の在り方を心地よく生きていくために、居心地よい暮らしと心が喜ぶ毎日を伝承しています。「整理収納アドバイザー」「住空間収納プランナー」「ルームスタイリスト」3つの知識で片付けを通して心の中を可視化するお手伝い。お片付けは人生を変える❤インテリアは人生に彩りを添えられる。

兵庫県在住。夫、娘(24歳)息子(20歳)の4人家族。娘は神戸でひとり暮らし中。息子はカナダへ留学中。
幼少期から様々な家庭環境の中で育ち、まぁまぁ波乱万丈の人生をおくる。40歳のとき「私の人生このままでいい?」の自問自答で「私を生きる暮らし」にシフトチェンジから15年。
暮らしオタク、人生オタク。チャレンジ精神旺盛。まずはやってみる!話すこと、文章にすることが大好き。まだまだ人生学びの日々。死ぬまで勉強!
〖好きなモノ・コト・ヒト〗
焙煎珈琲・観葉植物・日本酒・掃除・片付け・インテリア用品・腕時計・蓮の花・お寺・スーツ姿の男性・家族・凛とした女性 profile

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