お家の風通しを良くする『整理収納・空間収納・ルームスタイリング✨』
この3つの視点から、あなたにとっての「いごこち」をお手伝いします。
あなたの人生にここちよいヒントをお届けするライフリクリエイター 中村美枝子です。
『子どもの作品ってドンドン増えるばかり。みんなどうしてるの??』
お片付けサポートに伺ったとき必ずこの質問があります。
我が家も娘と息子。幼稚園の時からたんまりと・笑 学年末に持って帰ってくる作品袋。
幼稚園2年間+小学校6年間=ひとりにつき8袋。それ以外にもチョコチョコと持ち帰ってくるものがありました。
なかなか捨てられないのはどうして?
実は『あっさり』と捨てるママもいるんです^^
サポートに伺ったとき、私も正直びっくりします・笑 何度も『いいんですか?』って確認するくらい。
ポイポイできるママは受け入れるのが早いのです。
子どもの作品を捨てられない理由は『がんばって作った!』その子どものがんばりを残しておきたいんですよね。
『がんばった』ことを受け入れ、ちゃんと心に残しておく。いずれ捨てるのだから。ちゃんと子どもの気持ちを受け止めればOK♬ こうして切り替えが早いママは『あっさり』捨てられるのです。
子どもが『がんばった』ことに対して受け入れていても、なかなか捨てられないのは『がんばった度』もあるかも?それはママから見た『がんばった度』ですね。子どもが捨ててもいいよ~って言っているのに捨てられないのはママの気持ちが残っているから。ママの性格もあると思うし、自分自身が子育てをがんばった!という気持ちもあるからかもしれません。もうひとつその作品を作った時のstoryも関係してくるときも。幼稚園、保育園などは特に親子で一緒に。とか『ママへ』『パパへ』などの作品作りも多いので、一番捨てられない時期かも^^
私もなかなか捨てられないものあります。絵画、工作、お習字、絵日記など。息子に関しては小学校4.5.6年生と陸上もしていたので、大会に出たときのパンフレットや記録、ゼッケンまで残しています。サッカーと両立していたこともあり、あの数年間の頑張りはホントにすごかったです。そしてもうひとつ。私自身が小学校の時に陸上をしていたので、懐かしい気持ちも重なっていました。
すぐに捨てられないときは段階を踏む方法もある
みなさんもよく耳にすると思いますが『写真に撮って残す』 これね、残念なことに撮ってもあまり見ることはありません(笑)私の中では作品を手放す中で過程の段階だと思っています。絵画やお習字、表彰状など作品ファイルというものが市販であるので、それにまとめるのもありですが、それでも数が多いので、そのファイルがドンドン増えていくということも。
そして作品ボックスを作る。これもよく聞かれると思います。すべて残しておくのではなく、厳選したモノをひとつのボックスに全部収納して『想い出ボックス』とします。私もこの方法ですね。これが一番片付く方法。お子さまがまだ小さいときは、飾るものと収納するものに分けるといいですよ。子どもが飾りたいものもあるでしょうし、ママが飾りたいものもあると思います。
春休み・夏休み・冬休みと定期的にお子様と一緒に作品の整理をおススメします。ママが捨てたくても無理に処分することはやめて、その時々に合わせ飾るコーナーを作ったり、収納ボックスを作ったり。子どもが『捨てたくない』と思う気持ちは長くても数年です。
それよりも・・・
がんばった証は残しておきたい
子どもが『捨てていいよ~』って言ってるのにママが捨てられないものがあるでしょう?作品以外でも、幼稚園、保育園の時に使っていた名札や出席ノート。短冊の願い事などなど。この頃のモノって眺めていても可愛くて、もれなく想い出もついてくるので、なかなか処分できないんですよね。でも月日が流れると、何かのキッカケや瞬間に『ポイッ』ってできるものです。それは時間が解決してくれますよ。
我が家の子どもたちは、娘が19歳。息子が15歳。もう随分と想い出のモノは『ポイ』してきました。息子はあっさりしたもので、まず『置いておく』ものが断然少ないです。幼稚園の頃だけだったように思います。作品を捨てなかったのは。小学校になるとあっさりしたもので。工作が大好きな子でしたが、幼稚園や学校で作ったものよりも家で自分が考えたて作ったもののほうが楽しいらしく、その作品はたくさん捨てずにありました。それも小学校3年生くらいから『ガンプラ』に目覚め、大事に取っておくのは『ガンプラ』のみに。息子にとって大切なものは、成長とともに変わり、私もその都度、息子の大切なものを大事にしてきました。
今、息子が『置いておく』ものってなんだかわかりますか?それは『スパイク』小学校高学年の頃から、履けなくなったサッカースパイクをとっておく。ずーーーっとあるわけではなくて、息子のある一定の気持ちがあるんでしょうね。時期がきたら捨てていきます。中学はなおさらその気持ちが強いようです。娘も中学高校とバスケットシューズを新品を購入しても古いのは置いていました。これは二人とも『一生懸命にがんばった』気持ちが強いからでしょうね。
それは大人も同じ。私も大人になってから自分がとても頑張って勉強した参考書など、ずっと捨てれずにありましたが、それよりも頑張ったことができると、あっさりと捨てることができました。あなたもそんなことはありませんか?
———ここからは余談です———
私が一番がんばったことって子育てなんです。母がいない幼少期を過ごし、二度の継母との関係で悩み、自分が子育てをするときに母の愛情というのがわからなかったんです。最初の子ども、娘を育てるときは必死でした。『お母さんだったらこうしたかな?』『私はこういうことをしてほしかったな』そんな試行錯誤の中での子育て。なので子どもたちのモノって自分が頑張った証なので捨てられずにあるものがたくさんあります。
娘もがんばった!母もがんばった!
話は戻りますが・・・・娘はというと学校で作った作品は『置いておく』が基本です。これも時間が解決してくれるようで、ある程度、自分の中で納得がいくと『捨ててもいいよ~』って言ってくる。でも一つだけ『捨ててもいいよ~』の作品が捨てられずにあるんです。小学校6年生の時に作った夏休みの作品。娘もこれは長く飾っていました。高校1年生のときに『捨ててもいいよ~』の言葉がでたのですが、なんと私が捨てられなかったんですね。
6年3組想い出の教室。このミニチュアの作品で最優秀賞を戴きました。学校内と言っても700名以上の中から一人です。1年生の頃から何かと賞はもらっていたものの『最優秀賞』だけは取ったことがなかったので、毎年毎年、作品づくりは真剣勝負。それが卒業する年の6年生の時に、とうとう♡ それはそれは大喜びで。先生方も大絶賛。
ほぼ夏休み中、作品作りに時間をかけコツコツと仕上げたもの。そして6年間の思い。大好きだった小学校の想い出。すべてがこの作品に入っています。それをわかっているからこそ、そう簡単には捨てられなかった!そしてその背景には、母も子育てをがんばった!という思いが重なっているのです。
子どもの持ち物や作品って、その時その時にたくさんのストーリーがありますよね。だから無理をして捨てることはない。ただその想い出を無造作に押し入れやリビングにポイッと置くのではなくて、ちゃんと愛情をもって飾るなり収納なり考えてほしいのです。逆に無造作に置いていたり押し入れに突っ込んでるのは『思い出がぁ・・・』といっているわりには・・・笑
子どもと親と心のなかも整理しながら、作品の整理や収納、飾ることを親子で相談してください。
子どもの作品の保管は・・・実はママの最終決断かもしれない^^
ちなみに、娘が3年前に捨ててもいいよ~と言ったにもかかわらず、ずっと飾っていた上⇧の作品は、今はこんな状態です。
一旦は『捨てよう!』と思ったものの、やっぱり捨てられず・・・ビニールにいれてどこに収納しようかと思案中(笑)収納する場所もないんですけどね^^ この状態をしばらく眺めてたら「さよなら」できるでしょうか?
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